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全身を使って音楽する - 音楽表現について

藤田浩司 全身を使って音楽する事、それは演奏表現に欠かす事が出来ません。
表現している「音」に対して完璧に一致した「動作」を取らなければ、その音楽は相手に対してきちんと伝わりません。
たとえば指揮者が大きな音を出させる様な振りをして、動作とは全く逆の小さな音を要求してきたらどうなりますか?
それはあまりにも極端な例ですが、プロの演奏家が演奏する時はその大きさ、振幅は様々であれ、出す音、奏でる音楽に対して完璧に一致した動作を伴うものであると思います。
音の速さは光(視覚)の様に一瞬で届くものではありません。
大きなステージのアンサンブルで音楽が合うのは、相当に演奏者がお互い出し合う動作に助けられていると思います。
音楽と不一致な動作のままの人と合奏するのは、実に難しい事です。
視点を変えて、ライブやコンサートにおける演奏者と聴き手として考えてみても、動作から予想される音がストレートに出る事によって聴き手はストレスから解放されるのではないでしょうか。

イメージとしては、全ての演奏参加者それぞれが、ある意味上手な指揮者の様に振る舞う事が音楽するには大切であると思います。
ソロであっても、聴き手との間において同様な事が。

生演奏には「演者」である事が要求されますね。
音楽的な身体動作を身に付けるためのトレーニング、それは、それがまだうまく出来ない人にとっては非常に大切なトレーニングであると考えています。
ドラムスタジオ・ラ・フィエスタ音楽教室部門 - ドラム・ピアノ・ソルフェージュ各科担当講師 : 藤田浩司(ザ・ジルジャン・アーティスト、文教大学講師)